豪腕脱力備忘録

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「正義の教室 善く生きるための哲学入門」のクセがすごかった

 つい数日前に読み終えた本。Twitterでフォローしている方がよかったとおっしゃっていたので哲学が好きというわけでもないけど、帯の話で惹きつけられたので読んでみた。

正義の教室 善く生きるための哲学入門

正義の教室 善く生きるための哲学入門

  • 作者:飲茶
  • 発売日: 2019/06/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 正義という言葉自体に正直あんまりいい印象を持っていなかった。アイドルヲタクとしては、いわゆる正義という言葉を大義名分にして、好き放題に暴れるヲタクをここ一年近くでしょっちゅう目にすることになったのが大きいかな。

そんな正義について、学問的に小説形式で説明してくれた本。とてもわかりやすい。

この本で出てきた「功利主義」、「自由主義」、「直観主義」の3つについて、それぞれの説明とその主義の問題点について触れてあり、自分の正義の感覚はどれに近いのかなど考えながら読むと割とあっという間に読みおえてしまった。

哲学に目覚めたとかではないけれども、生きていくうえでの物事の考え方のガイドラインの一つとして、こういうのを読むのも悪くないかもしれない。

難しいことを小説形式や漫画形式で書いている本って結構あるけど、内容が薄くなっているわけではないので、とっかかりには最適なのかもしれない。便利な世の中になったもんですわ。

それにしても、あとがきのクセが強かった。でもこれも正義なんだよね。いやでも強いわ。強すぎるわ。