豪腕脱力備忘録

140文字で収まらないことを気まぐれで綴ってみる場所

痛快すぎる「法とは何か」

今日読み終えたばかりの本。少し前に読んだ行政書士の開業準備本にオススメ本として紹介されていたので読んでみた。これがなかなか面白かった。

法とは何か 新版 (岩波新書)

法とは何か 新版 (岩波新書)

 

 この本がどう面白かったかというと、指摘が見事すぎる点。行政書士や社労士の試験勉強をしていると、法そのものに対して「ん?」と思うことがあり、でもあくまでも試験勉強ということで、「そういうもの」と割りきって理解、覚えるということはよくある話。参考書とかでも「必要以上に深入りしないでください」みたいに書いてあるようなところね。

その試験勉強中は深入りしなかったような、いわゆる法律としてのツッコミどころを本当にこれでもかというくらいにビッシビシ指摘して、これはダメだと言い切っているところがこの上なく痛快で読んでいて本当に気持ちいい。憲法民法行政書士法、労働法や社会保険にいたるまで。

たとえば自分の場合だと、行政書士の試験勉強期間にひっかかったのは行政事件訴訟法での執行停止の申し立てへの内閣総理大臣の異議。「え?なんでここに内閣総理大臣が出てくるの?関係がおかしくない?まあ試験勉強科目だからいいけどさ」みたいに割り切ってたけど、これもキッチリとおかしいと指摘してくれている。

自分は社労士、行政書士で勉強するような範囲でしかわからなかったけど、それでも、「そう!これやっぱり法律で決まってるけどちょっと変よね!?」みたいな同意を何度も何度もしながら読んだ一冊。今まさに試験勉強中の方よりも、試験に合格して少し違った視点で憲法や法律を見て、考えたいという方にオススメの一冊。